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2.電気抵抗とオームの法則
ここでは、細かい説明まではしていませんが、方程式などを覚えられるようにまとめてみました。噛み砕いて表現、解釈していますので、自己責任で参考にして下さい。
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●電気抵抗
導線の電気抵抗は、長さに比例し、断面積に反比例します。抵抗の単位は[Ω](Ω)で表示します。
R = ρ・l/S[Ω]
ρ(ロー)は比例定数、lは長さ、Sは断面積。
●抵抗率と導電率
違った物質の抵抗値を求めるときは、1m3の立方体の抵抗値を抵抗率と定義されています。抵抗率ρ[Ω・m](オームメートル)は電流の流れにくさを表します。
逆に電流の流れやすさを表したものを導電率σ[S/m](S:ジーメンス)で表します。導電率のσ(シグマ)は、長さ、断面積の導線のコンダクタンス(電流の流れやすさ)です。
コンダクタンスG = 1/R[S]
●導体、半導体、絶縁体
金属類は、よく電気を通す良導体、ガラスやゴムは絶縁体、その中間が半導体です。金属は温度が上がると抵抗値が増加しますが、このことを抵抗の温度係数が正であるといいます。
半導体の温度係数は負で、温度が上がると抵抗値が減少します。ちなみに温度係数とは、温度が1℃上昇するごとに抵抗が増減する割合のことをいいます。
●オームの法則について
電気回路に流れる電流I[A]は、加えた電圧E[V]に比例し、抵抗R[Ω]に反比例します。
- 1.電流、電圧、電力
- 2.電気抵抗とオームの法則
- 3.合成抵抗
- 4.キルヒホッフの法則
- 5.交流の定義、交流の電力
- 6.電流と磁界
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